手術痕や帝王切開 雨の日にかゆい痛い。原因と対策
あなたは雨の日に手術痕や帝王切開の傷が痛んだりかゆかったりしませんか?手術痕だけでなく、骨折や捻挫なども該当します。
昔からの言い伝えで「古傷が痛むと雨が降る」という言葉があるように、痛かったりかゆかったりするのはあなただけなのではなく、そういう症状が起きやすいものなのです。
痒かったり、痛かったりする原因は何なのか?そして解決方法もお教えします。
目次
手術痕や帝王切開の傷は、見た目は完治したようでも、皮膚の下の筋肉組織は完全に修復されていません。そのため、以下の要因により、かゆみや痛みが引き起こされます。
天気が悪いと気圧の低下が起こります。
気圧が下がると内耳にある気圧受容器が、気圧に対して反応し、気圧の低下を内耳でキャッチします。
すると、交感神経の働きが活発化し、内耳の反応によってリンパ液に波が起き、身体を動かしたかのような間違った情報が脳に送られ、さらに交感神経を刺激してしまいます。
その刺激により、体内に炎症物質であるヒスタミンが過剰に分泌されます。
このヒスタミンは人間誰しもが持っている化学物質なのですが、この物質が増加すると、痛みやかゆみをもたらします。
人はビタミンDを太陽の光で摂取しています。
ビタミンと呼ばれてはいますが、ビタミンDはビタミンではなく、実は、神経調整機能を持つ強力なステロイドホルモン。人体に与える影響が大きいことも当然なのです。
天気が悪かったり雨の日が続くと日光が無いわけですからビタミンDは不足します。
このように痛みに働くビタミンDが不足すると痛みが再発するといった可能性が出てきます。
人間の体は、約60%から65%が「水分」で出来ています。
そして、人間の体はこの気圧の影響を受けて少なからず多少”膨張”します。
膨張すると、浮腫みやすいなどという症状が出てくるのですが、その変化に対応しようと自律神経が働きます。
自律神経は「副交感神経を優位」にすることでこの状況に対処します。
副交感神経が優位になると、心身のリラックス効果や深い睡眠が得られるなどの効果が得られますが、気圧が原因で働く自律神経の働きでは副交感神経が優位になり過ぎる状態になりがちになります。
つまり「自律神経のバランスが崩れた」状態に一気に転換していくのです。
浮腫みでも、水分で膨張した組織が神経に触れて痛みをもたらすのですが、それを防ごうと自律神経が働き過ぎると自律神経の乱れに繋がり、結局痛みやかゆみへと繋がります。
天気や気圧の変化によって肉体が受けたストレスを体が覚えていて、雨によって傷にまつわる人や事柄を思い出すと、痛みやかゆみを感じる場合があります。
この、過去の不安や恐れといった精神的ストレスは、自律神経やホルモンのバランスを崩してしまいます。
雨が降ると気温が下がります。気温が下がると血の巡りが悪くなり、血流が悪くなります。血流が悪いと体が浮腫み、神経にさわって痛みやかゆみを引き起こします。
雨の日の痛みやかゆみ。対策を取れば緩和される可能性があります。どれも簡単なことばかりですので、ぜひ出来ることからはじめてみてください。
急な変化がストレスを誘発するためです。あらかじめ天気が悪くなるのを分かっていれば、心身のストレスを緩和することができます。
雨の前の日からしっかりと睡眠をとり、身体を休ませ、規則正しい生活を送りましょう。
積極的にリラクゼーションや瞑想をし、交感神経と副交感神経のバランスを意識する生活を送ると効果的です。
手術痕や帝王切開の傷がある部位を、お風呂にゆったり浸かって温めましょう。血行を良くすることが大切です。
主に、酔い止め薬が治療薬として用いられています。
酔い止め薬は、内耳の神経とリンパの働きを鎮めるため、気圧変化が身体に与える刺激を和らげることができるためです。
古傷が痛み出すのが、天気の悪くなるどれくらい前なのかを把握して飲むのが効果的です。
ウォーキングなどがおすすめです。雨の日に外に出たくない場合はストレッチなどでも良いでしょう。
いかがでしたでしょうか?
雨と言うだけで鬱陶しいのに、手術痕、帝王切開の跡が傷んだり痒くなったりするとさらに憂鬱ですよね。
できることからはじめてみてください。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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