夫のエスカレートするモラハラに耐えかねて別居していましたが、再び同居することにしました。
別居期間約半年。
再び同居するにあたり、かなりの勇気と葛藤がありました。それでも同居を決めた理由と方法。そのあとのフラッシュバックなどを、今回はお話しさせて頂きます。
目次
私たちは半年間の別居中、何度も話し合い、カウンセリングにも通いました。
話し合いの中で、夫が猛反省していること。自分がモラハラと認め、そしてアンガーマネジメントを勉強していることを知りました。
正直な感想として、猛反省なんてどうでも良かったです。
アンガーマネジメントもどうでもよく、モラハラを認めたこともどうでも良い。
何一つ私の心に直接響くことはありませんでした。別居前までは感情的に夫に流されることが殆どでしたが、そんな自分はもういなかったのです。
先生曰く、この状況こそが「夫の洗脳が解けた」状態で、物事をフラットに見ることが出来るとおっしゃっていました。
そんな、再構築をしようとは一切思えなくなった時に、もう一度だけ頑張ってみようかと同居を決意したのは、息子のある行動でした。
カウンセリングも中盤に差し掛かった頃、先生に「離婚か再構築か迷っているのなら、短期間、期間を決めて一度帰ってみた方が良い」と勧められました。
一度戻ったら終わりなんじゃ…とかなり迷いましたが、別居したままずっと何ヶ月も平行線だったので、思い切って帰ることにしたのです。
2泊3日のお泊まり会でした。
そしてお泊まり会当日。何ヶ月ぶりの自分の我が家に、子供は本当に喜んでいました。
父親と一日中いられることに喜びを感じていることを、笑顔で部屋を駆け回ったり、ベッドの上をとびはねたりして、まだ喋れないながらに体いっぱいで表現していました。
そして私とお風呂に入った時のことです。息子が、喜びのあまり、うんちとおしっこをおもらししてしまったのです。
我が子は乳児の頃から、おむつ以外でうんちやおしっこをしたことがほとんどありませんでした。一歳を過ぎてからはどんなに具合が悪くてもおむつの中以外でしたことがなく、ましてや同時になんてあり得ないことでした。
排泄がコントロールできないくらい。
それくらい、家に帰ってきたことが嬉しい出来事なんだ。
と、衝撃的でした。
同時に、その時はじめて夫に対して憎いという気持ちも生まれてしまいました。子供にここまでの気持ちにさせてしまったという気持ちからだったと思います。
それでも、いつも息子に対しては優しい夫だったので、もう一度父親としてのチャンスをあげようと思いました。
息子のためにもモラハラをやめると決意し、高いプライドをねじ伏せてカウンセリングに通った夫。最後のチャンスをモノにしたのです。
夫との家に戻るにあたり、子供のことが何よりも心配でした。
私と夫だけの問題であれば、再び同居して、もしも夫が変わっていなかったとしたら自分の心に傷がつくだけで済む話。今度こそ、なんの未練もなく離婚出来る。
しかし、子供の心だけはもうこれ以上傷つけたくありませんでした。
カウンセラーの方にも、もう一度一緒に住む場合は約束事をしっかりと決めてから帰るようにというアドバイスがありました。
帰ってから平和に過ごすための要求を箇条書きにして夫に渡し、夫にも考えてもらうために約束事を自分で考えてもらいました。それを2人で提出し合い、カウンセラーのもと、考えのすり合わせをしていきました。
同居したら、また同じことの繰り返しになるのではないかという不安はもちろんありました。
しかし、
このふたつ、モラハラをしていた側にとってはかなりのダメージだと思います。
彼らは、自分の「負の部分」「絶対に知られたくなかった部分」を、「絶対に知られたくない人たちに知られる」のが一番の恐怖です。
暴言を吐きまくり、妻に対し「俺の方が強いんだ」と情けないマウンティングをしまくるモラハラ夫ですが、実はガラスのハート。皆に知られてもなお、モラハラをエスカレートさせるというのはあまり考えられないなと思ったのです。
それでもやはり怖かったので、丸一日連絡が取れない日があったら電話をして欲しいと両親に告げました。
再び同居をはじめると、たしかに夫は変わっていました。暴言を吐かれることもありませんでした。
しかし、一緒にいると「また暴言を吐かれるのではないかという恐怖」がふつふつとわき起こりました。
さらに、1人の時間にふと嫌だったことが蘇ります。
「出来損ないの馬鹿女」
「だから俺はお前が嫌いなんだ」
夫に言われた暴言が次々に私の頭の中に響きます。
忘れよう、もう一度やり直すんだ。
経済的なことを考えても、子供の将来のことを考えても。
夫が猛反省し、生まれ変わるとカウンセリングにまで通ったんだからもう一度だけやり直すんだ。
そう強く誓ったはずなのに、どうしても昔のことがフラッシュバックしてしまう。再び一緒に暮らし始めてから、そのフラッシュバックが1番きつかったです。
負の記憶に一旦飲まれると、意識しないといつまでもその意識の中に閉じこもっている自分がいました。
フラッシュバックの記憶から「そういえばこんなことが…あっ、あんなこともあったな…」と思い出したくない記憶を引っ張り出してくるという感覚です。
そしてその負の思い出に、現在の自分が抱え込まれてしまい、一日中憂鬱な気持ちで過ごしてしまう。そんな日が何日も続きました。
再び同居するようになってから過去の記憶に苦しむようになった私は、過去の記憶にいつまでも飲まれていては本当に心がやられてしまうと気づき、それを回避する術を勉強しました。
いやな記憶、悲しい記憶が蘇った時、意識してその記憶から抜け出す訓練することが大切。自分を癒したのは、モラハラをしなくなった夫ではなく、自分自身でした。
あなたはおそらく「誰かに助けてほしい」「誰かに頼りたい」という気持ちが強くないですか?私はそうでした。
確かに、助けてと声を上げれば、いろんな人が助けてくれます。頼らせてもくれます。
でも、所詮は他人。あなたの全てを隅々まで理解してくれる人なんて存在しないんです。
冷たい、と思いますか?
でも逆に、あなただけが、あなたを理解し、癒し、強くすることができるんです。
自分の軸をしっかりと持った人が、はじめて他人との共存の中での幸せを見出せるのだなと気づきました。
自分で自分を癒やす方法を知らない人が、変な宗教にのめり込んだり、変なブレスレットを買ったり、何かにだまされたり・・・また違う悲劇を生むのだなと思います。
私は私だけのもの。夫のものでも、子供のものでも、親のものでもありません。
まず、自分自身があなたを癒すことが1番の解決方法です。
私が行った癒やしの方法、嫌な過去を引きずらない方法、自分の変え方も、今後お伝えして行けたらと思います。
いかがでしたでしょうか?別居した後のその後を一つの体験談として少しでも参考にして頂けたら幸いです。
最後までご覧下さりありがとうございました。
こんにちは。今年六月にモラハラ夫と別居しました。その後いかがですか?私は復縁をいわれて、迷っています。
コメントありがとうございます。
私たちは元通りとはいきませんが、一年以上経ち、少しずつ新たな関係を築いていると思います。
別居されているんですね。お辛いですね。体調は大丈夫ですか?
モラハラする人は復縁を求める人が非常に多いそうです。
私は復縁しましたが、モラハラを開けなくなった後も、記事のようにかなり苦しみました。
もしも復縁をお考えなら、情に流されず、旦那様がどのように変わったのか、どの様にこれからの関係を築いていくかをよくよく話し合った方が良いですよ。
モラハラを受けた側の心の傷は、ご自分が思っているよりも根深いです。
復縁にしても、かなりの覚悟が必要です。
私もモラハラ夫に耐えられず8ヶ月の息子を抱えて実家に帰りました。
別居して4ヶ月経ちます…。
私も同じように、フラッシュバックのように言われた言葉が頭に甦り、離れていても苦しくなることがあります…。
夫は復縁を望んでいます。
この間、久々に会ったときはとても楽しく過ごせました…。そして復縁をどうしようかと、前向きに考えようとするとフラッシュバックします…。
反省し、二度と悲しませる行動はしないと言ってくれますが、、まだ怒鳴るようになってしまったら今度は息子も雰囲気を感じとるようになって心の成長に悪いと思うし…だけどお父さんがいないのも可哀想だ…本当に変わってくれるなら戻った方がいいのか…毎日葛藤しています。
離婚するつもりで別居したのに、4ヶ月経ってどうしたらいいのか分からなくなってしまいました…。
できるなら、一緒に暮らしたいとも思うのですが中々決断ができません。
まとまりのない文章ですみません、ブログに助けられてます。
ちゃんさん
コメントありがとうございます。
大丈夫ですか?
毎日悩む日々ですよね。私も全く同じ気持ちでした。小さなお子さんがいれば尚更ですね。
一つだけ言えるのは、旦那さんが変わるのは勿論ですが、ちゃんさん自身も変わらなければ同じことの繰り返しになってしまう、ということです。
参考までにですが…
私の場合、また一緒に暮らし始めてから一年以上が過ぎました。
フラッシュバックはやっとこの頃無くなってきたかなという感じです。
まだ別居前までの写真などは見るのが辛いです。
でも、やっとこの頃は改心した夫を少し認められるようになったかなと思います。
私自身、思い返すこと自体が辛すぎてブログを書けずにいましたが、少し整理がついてきたのでまた書いていきたいなと思います。
少しでも参考になれば幸いです。