あなたは、モラハラを受けていて、離れたくて仕方が無いのに、別居に踏み込んでも良いかどうか迷ってはいませんか?
私も別居に踏み込むのはかなり勇気が要りました。でも、別居してから分ることがたくさんありました。今回は別居してみて気づいたことをお伝えしていきたいとおもいます。
モラハラを受けていて苦しいという気持ちはあったけれど、日常化していて感覚が鈍っていたことに離れてみて初めて気がつきました。
怒られるんじゃないかという気持ちを持たずに1日を終えることが出来る清々しさは感動的でしたし、同時に「大人になって怒られるって、そうそうないよね。」とも気づきました。こんな当たり前なことまでモラハラを受けているときは気づけないのです。相手を怒らせないように気を配るという生活自体が異常だという再確認になります。
私はあまりにも怒鳴られたり、相手の顔色を伺いすぎて自分を見失っていたことに気づきました。何をするにしても主語が自分ではなかった生活をしていたなと思います。あなたは今、モラハラ夫(妻)と出会う前と同じあなたですか?昔の自分を思い出してみてください。
日常生活において「怒って相手を怒鳴る・嫌みを言う」という状態になるのはそうそうありません。怒りが沸いたとしても自分の中で消化したり、相手と喧嘩にならないように、相手を傷つけないように相手に気を遣いながら気持ちを伝えるのが本来のかたちなのです。
モラハラをされる人は元々自尊心が低い・自己評価が低い人が多いので、モラハラをされるとさらに自分に自信が無くなり「私がいけないんだ」「私ってだめな人間なんだ」と「なんで怒らせてしまうのだろう」と自分を追い詰めがちですが、確実に言えるのは異常なのはモラハラをする側です。
日々モラハラを受けていると気づきにくいのですが、別居してみると、忘れていたはずの何年も前に言われたひどい発言や行動の傷が実は癒えていなかったことに気づきます。
私の場合、日々のモラハラが嫌で別居をしたのに「嫌だったことは何か」と考えると、頭に浮かぶのは消化したつもりでいた昔のことだったりしました。相手に傷を付けられすぎて分らなかった本当の心の傷。それは自分で考えるよりももっと根深いものだったりします。
親に申し訳が立たない・・・世間からどう思われるのだろうか?そんなことを考えてずっと我慢していた生活。離れてみるとどれだけストレスに感じていたかが分り、もう元には戻れなくない!という気持ちが生まれます。
我慢がもう出来ないのです。正常な世界を知ってしまったら。
私は本当に自分に自信がありませんでした。
昔、「出来損ないの馬鹿女」と夫に言われたことがあり、その言葉に支配されていた気がします。
けれど、別居してみるとあの罵詈雑言を受け続けることの出来たメンタルは、実は評価できるのではないかと思うのです。だって普通の人(モラハラ被害者気質ではない人)は絶対に無理です。モラハラをする側の人が同じ事をされたとしたら、どうなるのか?きっと私たちモラハラ被害者よりも前に精神をおかしくするでしょう。
モラハラ被害者の私たちはきっと精神的にある意味タフなのです。そのタフさを、もっと有効活用するべきだと思いました。
私には息子が一人います。息子が大切で、宝物のはずなのに、いつも息子に対して余裕がなかったと思います。別居前はそれでも「子育てはちゃんとしている」と思っていましたが、考えてみると「夫が部屋が汚いと怒ったら嫌だ」「夫がご飯を食べない息子を見て文句を言うのが嫌だ」と言ったように、夫が怒るのが嫌だからという理由で息子に「ご飯を食べなさい!」と感情的になってしまったことがありました。
別居後、偏食が多かった息子はそれまでが嘘のように何でも食べるようになりました。ママの不安は確実に子供に伝わっているのだな・・・と思いました。
怒られない、縛られない生活を送ると自然に笑顔が増えます。息子は元々明るい性格でよく笑う子供だったのですが、より一層笑顔が増え、活発になりました。何より私に対する笑顔が心から嬉しそうに見えます。
私の場合は我慢の糸が切れ、家を飛び出した形になってしまいましたが、「これからどうしていきたいか」ということを本気で考えるきっかけになるのが別居です。相手といることのメリット・デメリットをフラットに見れるようになりました。
帰宅時間が近づくと動悸がしていたのですが、そんなことも無く1日を終えることが出来ることの素晴らしさを身をもって体験しています。安心すると共に、いかに自分が異常な日々を送っていたかを実感します。
いかがでしたでしょうか?私の場合の気づきをお伝えしましたが、もっと他にもあるような気がします。本当に精神的につぶされる前に一度逃げてみてください。
モラハラに苦しめられない世界は、別世界のようです。安心で、平和で、健全な精神が保たれます。
ただし、一度モラハラ夫と別居したら最後、元の生活には戻れないことだけは覚悟してくださいね。
最後までご覧くださりありがとうございました。
初めまして。
私も旦那がアスペルガーです。
8ヶ月の息子がいます。
私も息子の前で怒鳴り散らす危険を感じ、調べていたらこちらのblogに辿り着きました。
別居後、生活費はどうしていらっしゃいますか?
私は何も資格がなく、仕事もあまり長続きなかった為、経済的に離婚しようか悩んでおります。
よかったら生活面でどうされてるのか教えてください。
宜しくお願いします。
あおさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
8ヶ月の息子さんがいらっしゃるのですね。怒鳴り散らす姿や声、精神的に追い詰められますよね。私も、息子が乳児の頃から(むしろ妊娠中も)怒鳴られていたので気持ちは痛いほどわかります。
私の場合別居後は、クレジットカードで払っていた保険料や生活費はそのまま払ってくれていましたが、食費などの必要な生活費は一切貰えませんでした。
私からも要求しませんでした。夫が生活費を払うと言わなかったのは、意図的なのか頭に無かったのかは今でも分かりません。
ただ、私がいなくなって食事が毎日全て外食になったり、アイロンもかけられないので全てクリーニング、寂しさを紛らわすために飲み会が増えたり…など出費が跳ね上がり、こちらに回す余裕も無かったのだと推測しています。
私は実家に帰ったので、食費や日用品などは両親に世話になりました。私も仕事をしていないので本当に助かりました。
あとは、私物をメルカリで売ったり、実家の不用品を了承を得てリサイクルショップで売り、足しにしました。
せどりの知識があったので(安く買って、高く売る)それも役に立ちました。
なぜ過去形でお話しさせて頂いているかと言いますと、実はその後別居を解消し再び一緒に暮らしはじめたのです。
この記事でも書きましたが、別居したら元の生活には戻れません。モラハラ夫に変わってもらう必要があります。そして、モラハラを受ける側も精神面で変わらなければなりません。
帰ってからもかなりの不安、葛藤があり、実際精神的にも参りましたが夫も今までの行動を反省し生まれ変わろうとしています。
別居中に夫婦カウンセリングにも通いました。
別居中に何があったか、元の生活に戻らないようにどんな約束を取り付けたかなどもブログでお伝えできたらと思っております。
私も、やはり経済的に不安なまま今離婚しても自分が不利になるという気持ちが大きく、別居中にオフィスで使える資格を取りました。
少しでも参考になれば幸いです。
これからも良かったら気軽にコメントして下さいね。はけ口は絶対に必要ですから。
お返事ありがとうございます。
実家のフォローは涙が出るほどありがたいですよね。
私も実母が受け入れてくれるので大変助かっているんですよ。
また一緒に暮らすにあたって、どれだけの覚悟をされたのか、書ける範囲でいいのでblogにアップしていただけると幸いです。
どうぞ宜しくお願いします。
あおさん
親が自分の状況を分かってくれるというのは本当に心強いですよね。
分かりました。少しでもお役に立てることを願います!