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2016年秋の注目の映画といえば、宮沢りえさん主演の
湯を沸かすほどの熱い愛があげられると思います。
先日、映画の宣伝で、しゃべくり007に宮沢りえさんと杉崎花さんが出演されていました。
しゃべくり007では、2人とも楽し気で、大盛り上がりな番組となりましたが、
この映画の内容は「母の死」がテーマです。
ここでは気になるあらずしと、原作について書いていきたいと思います。
幸野双葉(宮沢りえ)の稼業は「幸の湯」という銭湯である。
しかし夫(オダギリジョー)が1年前に姿をくらまし、銭湯は休業状態。
幸野双葉(宮沢りえ)は持ち前の明るさと強さで、パートをしながら娘・安澄(杉咲花)を育てているのだが
そんなある日、双葉は突然「余命わずか」という末期がんの宣告を受けることになる。
その日から彼女は、「絶対にやっておくべきこと」の4つを決め実行していく。
1.夫を連れ戻し銭湯を再開させる。
2.優しすぎる娘を独り立ちさせる。
3.娘をある人に会わせる。
このすべてが家族の秘密を取り払うものとなる。
ぶつかり合いながら、次第に強い絆で結びついていく家族。
そして母から受けた大きな愛で繋がった家族は、究極の愛を込めて母を葬ることを決意する。
監督・脚本は、今作が商業映画デビューとなる中野量太監督がつとめています。
実はこの監督、本作品の脚本も担当しているのです。
アニメ実写化や原作の映像化が多い中、完全オリジナル。監督の本気がうかがえますね。
なので、この「湯を沸かすほどの熱い愛」には原作はありません。
湯を沸かすほどの熱い愛の監督・脚本を手がけた中野量太監督。
1973年生まれの43歳。見た目が若いですね!
本作の題名が、レトロというか、悪く言えば古臭い印象なのでもっと歳を取った方の作品なのかなと思ったのですが違いました。
今までの作品の経歴はこちら。
中野監督は、第63回ベルリン国際映画祭に正式招待された自主映画「チチを撮りに」(2012)で注目された新鋭です。
上記のタイトルの通り、家族を題材にした映画が多いですね。監督自身は母子家庭だそうです。
本作「湯を沸かすほどの熱い愛」も、
・40回モントリオール世界映画祭
・第21回釜山国際映画祭
・第29回東京国際映画祭
へ出品されることになり、国内外から熱い視線を浴びています。
これからもっともっと期待される監督のようです。
余談ですが、高校の同級生にブラックマヨネーズの吉田さんがいらっしゃるそうですよ。
・映画を観て本でも読みたくなった
・DVD発売まで待ちきれない
・映画館に行く時間がない
というような方には朗報なのですが、既に文庫本が発売されています。
◆◆湯を沸かすほどの熱い愛 / 中野量太/著 / 文藝春秋
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読書の秋。
映画も良いですが、本で湯を沸かすほどの熱い愛の世界に浸るのも良いですね。
号泣必至のようなので、ハンカチは必須ですよ。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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