ホーム » カシミヤ(カシミア) » カシミアの毛玉の取り方。ブラシ・スポンジ・毛玉取り器。おすすめと防止方法!
カシミヤ(カシミア)にできてしまった毛玉。見つけるとブルーな気持ちになりますよね。せっかく買ったカシミヤのアイテムを長くきれいな状態で使うために、毛玉の正しい取り方と、手入れ方法を写真付きでご紹介したいと思います。
目次
最初にカシミヤにブラシをかけましょう。カシミヤの毛玉の原因に摩擦で起こる毛の絡まりがあります。
この毛の絡まりをあらかじめ取っておくことで、毛玉をハサミで切る手間が少なくなりますよ。
カシミヤ用のブラシというものがあるんですよ~。世の中いろんな物がありますね。
クリーニング屋さんの毛玉取りブラシ【送料無料】洗濯塾の毛玉取りブラシ 専用ブラシ付
でも、このような専用ブラシをわざわざ購入するのはなぁ…という方や、(私もそうです。笑)今すぐに毛玉を取りたい!という緊急な方は、髪をとくブラシで代用可能です。
ただし、天然繊維のものを使用しましょう。筆者は豚毛のブラシを使用していますが、毛玉取りブラシは馬毛が使用されている物が多いので、馬毛が一番のおすすめです。
ヘアブラシ 専門店 ドイツ製 ラッピング 無料 送料無料 ロール ヘアブラシドイツ Faller社製 天然 猪 豚毛 スタイリング ヘアーブラシ ギフト プレゼント 頭皮 にやさしい 【正規輸入品】
大切なことは、決して力を入れてゴシゴシやらないこと。
赤ちゃんの肌に触れるかのごとく慎重に、表面を優しく、上から下に撫でるようにブラシをかけていきます。
そうすると、絡まっているだけの毛玉は取れます。
これだけでもかなりきれいになりますよ。
ブラシをかけても取れなかった毛玉はハサミで取りましょう。毛玉が出来たら引っ張らないでハサミなどで切り取るのがベターです。
セーターの本体まで切ってしまわないように注意してください。
個人的に、文房具の普通のハサミよりも、赤ちゃん用の爪切りのハサミの方が先が丸まっているし、爪切りハサミ本体が小さいのでカシミヤの本体に刃が当たっていないかを確認しやすいのでおすすめです。
このように地道に切っていきます。
そっと切っていくと、このように綺麗になりました。
私の、毛玉が沢山出来てしまったセーターが、新品かのごとく生まれ変わりました・・・!嬉しい~!!
毛玉を取るのに、意外かもしれませんが、スコッチのスポンジの裏もおすすめです。
スリーエムジャパン スコッチ・ブライトTM スポンジエースL×5パック
鍋洗い用の緑色の硬い部分が毛玉を絡めとってくれます。そっと、表面を撫でるように這わせてください。
カシミヤの毛玉を取るとセーターやマフラー本体が薄くなってしまうのでは?と気にする方もいらっしゃるようですが、毛玉を取ったくらいでは薄くならないので安心してくださいね。
毛玉取り機で取るのは、周りの毛まで巻き込んで余計な毛まで取ってしまう可能性があるのでおすすめできません。
しかし、毛を吸い取ってくれるので便利ですよね。
どうしても使用したい!という場合は、巻き込まないように毛玉を突き出して、そこだけに刃があたるように、慎重に「ちょんちょん」と刃を当ててみてください。
失敗するとセーターやマフラー本体に穴があいて大変なことになりますので、あくまでブラッシングと、ハサミで切ることをお勧めします。
カシミヤに毛玉が出来たら上記のようなお手入れをすれば綺麗になりますが、それでも出来るだけ毛玉を作りたくないですよね。
残念ながら、毛玉を作らない方法というのは存在しません。ですが普段からの手入れで、毛玉を作りにくくする方法がありますので、ご紹介しますね。
毛玉は、摩擦により、繊維と繊維が絡まりあってできます。なので、カシミヤに摩擦を起こさせないようにするのが一番です。
ショルダーバックやリュックなどを肩にかけていると、そこで摩擦が起き肩に毛玉ができます。(私には抱っこをせがむ子供がおります。腹部にたくさんの毛玉が出来ていたのですが、抱っこで摩擦をたくさんしてしまっていました…涙)
毛玉が出来る前から、着用後はブラッシングをして毛を正しい流れにしてあげることで絡まることのない状態を作ります。
カシミヤニットのお手入れで注意する事として、合成繊維のブラシを使わないことを強くお勧めします。合成繊維のブラシを使うことで静電気が発生しやすくなります。静電気は繊維や生地の裂傷につながり、ほこりや汚れの発生を引き起こします。
ブラッシングの際は、柔らかな天然繊維のブラシを使用する事を、お勧めします。
静電気防止スプレーを使用することでカシミヤの滑りを良くし、摩擦を少なくすることができます。
静電気防止スプレー 420ml TC-SB420 TRUSCO(トラスコ)
やり方は、カシミヤの記事の上に薄いハンカチ(タオルハンカチでなく、綿のハンカチ)を置き、その上からスプレーします。冬に起こりがちな静電気も起きにくくなるので一石二鳥。
お気に入りのカシミヤのマフラーやセーター。ついつい連続して使用したくなりますが、連続の使用が摩擦を生み、繊維を痛め、その結果毛玉が出来てしまいます。最低2日は休ませてあげましょう。
デリケートなカシミヤ素材を扱う上で重要な要素の一つが、"保管"の仕方です。お手入れやお洗濯後の保管の仕方にも十分に気を使う必要があります。毛玉を増やすことなく、カシミヤの風合いを保つために参考にして頂ければと思います。
汚れが付いていると、虫食いの原因となります。収納前にはホコリや汚れを落とし、よく乾燥させてから保管してください。湿っているとシミやカビの原因になります。
湿気はカビの原因になるので、クリーニングの復路は外して保管してください。また、なるべく空間のある風通しの良い場所、もしくは乾燥剤を使用し、保管しましょう。
防虫剤は保管場所の上部へおいてください。空気よりも重い為、上から下へと効果が高まります。そして予期せぬ化学反応が起きてトラブルが発生するのを防ぐためになるべく1種類の防虫剤を使用しましょう。
いかがでしたでしょうか?あなたの大切なカシミヤを大切に長く着用するために、参考にしていただけると幸いです。
ご自宅で簡単に洗えるカシミヤの洗い方もご紹介していますので、ぜひご覧ください。
【写真つき】カシミヤ100%の洗い方。アイロンはどうやってかける?
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
コメントフォーム